親子で矯正?大人と子どもで違う治療法とメリット

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。

親子で一緒に矯正を始めようかと考えているという方からご相談をいただくことがあります。お子さんの歯並びを見ていて「自分も昔から気になっていた」と、大人の方が矯正に前向きになるケースは少なくありません。

実は、大人と子どもでは矯正治療の目的も方法も大きく異なります。親子で同じ時期にスタートしても、治療内容やゴールにはそれぞれに合った違いがあるのです。

●一緒に矯正はおすすめ?やめた方がいい?
●治療の効果は異なる?

今回の記事では、上記のような疑問にお答えしつつ、小児矯正と成人矯正について詳しくご紹介します。


親子で矯正、実はメリットがたくさん!


親子で矯正するのはありです

「自分もやってるから頑張ろうと思えた」「子どもと一緒に通院できて続けやすい」など、親子同時に矯正を始める方には意外と多くのメリットがあります。

矯正治療は数ヶ月~数年にわたって続くこともあるため、家族内で理解や応援があることはモチベーション維持にも大きく影響します。お子さんにとっても「お母さん(お父さん)も頑張ってるから、自分もちゃんとやろう」と感じられるのは、何よりの励みです。

大人と子どもでは違う!矯正治療の目的と方法

・子どもの矯正(小児矯正)の目的と特徴

小児矯正では、歯を動かすことよりも、顎の成長の誘導や噛み合わせの土台作りが目的となることが多いです。たとえば「顎が小さくて歯が並ばない」「受け口や出っ歯が心配」など、成長とともに改善が期待できる場合は拡大床やプレオルソ、マウスピース型矯正(インビザライン・ファースト)などを使って対応します。顎のバランスが整っていれば、将来ワイヤー矯正が不要になったり、抜歯せずに済んだりすることもあります。

・大人の矯正(成人矯正)の目的と特徴

一方、大人の場合はすでに骨格が完成しているため、歯の位置を正確に動かして整えることが主な目的です。装置はワイヤー矯正のほか、目立たないマウスピース矯正(インビザライン)も人気です。
ただし、大人は歯周病やインプラント、被せ物などの既往があるケースも多く、総合的な治療計画が必要になります。治療期間も長めになる傾向があり、1年半〜3年ほどかかることも珍しくありません。

同時に始めても、治療内容は別々に

親子で同時に矯正を始める場合でも、使用する装置や通院頻度はそれぞれ異なります。たとえば、お子さんには夜間だけ装着するプレオルソ、大人には日中も着けるマウスピース矯正を採用するなど、ライフスタイルに合わせて無理なく治療を継続できるようにするのが大切です。

また、お子さんは成長に伴って顎や歯並びが変化するため、定期的に治療方針の見直しが必要になることもあります。

親子で矯正を始める前に知っておきたいポイント

●お互いの治療期間・装置・通院頻度を理解する
●食事や会話に影響がある場合の対策を考えておく
●矯正中の口腔ケアを親子で徹底する

まとめ

子どもと一緒に矯正を始めることで、治療への理解が深まるだけでなく、親子で励まし合いながら取り組めるという大きなメリットがあります。ただし、大人と子どもでは治療の目的・方法・負担が大きく異なるため、それぞれに合ったプランを立てることが大切です。

自分もお子さんも矯正治療をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。

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