小児期の呼吸・姿勢・食習慣は大人になってどう影響する?

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
「子どもの頃の姿勢や食べ方って、大人になったときの歯並びや口の健康に影響するの?」「大人になれば治るし大丈夫だろう」と思っていませんか?
実は、呼吸の仕方や姿勢、食習慣はお口の成長に深く関わっており、そのまま大人になったときの健康や見た目に大きくつながっていくのです。
● 小児期の生活習慣や癖はどう影響するの?
● 大人になってからどんなトラブルが起こる?
今回の記事では、上記のような疑問にお答えしつつ、小児期の呼吸・姿勢・食習慣が大人になってどう影響するかについて詳しくご紹介します。
例えば呼吸の仕方は、歯並びや顎の発育に直結
小児期の呼吸習慣が与える影響
呼吸の仕方は、歯並びや顎の発育に直結します。子どものころから「口呼吸」が習慣になっていると、歯や顎の成長に影響を及ぼします。口をポカンと開けている状態では舌の位置が下がり、その結果、
● 上顎が狭くなり歯が並びきらない
● 出っ歯や受け口の原因になる
● 歯並びがデコボコになる
などのトラブルにつながります。また、口呼吸は乾燥によって虫歯や歯周病のリスクを高め、将来の口臭の原因になることもあります。一方、鼻呼吸ができていると、舌が上顎にしっかり接して顎の骨をバランスよく広げてくれます。歯並びが整いやすくなるだけでなく、酸素を効率的に取り込めるため、体の成長や集中力にも良い影響があります。
姿勢が歯並びや噛み合わせに与える影響
最近はスマートフォンやタブレットの使用時間が増え、猫背になっている子どもが多く見られます。背中が丸まり頭が前に出ると、口呼吸や噛み合わせの乱れにつながります。頬杖をつくクセも要注意です。片側にだけ力がかかるため、顎の成長がアンバランスになり、顔の左右差や歯並びのズレの原因になることがあります。
食習慣が口腔の成長に与える影響
現代はやわらかい食べ物が多く、噛む力を十分に使わない子どもが増えています。噛む回数が少ないと顎の骨の発育が不十分になり、歯が並ぶスペースが足りなくなり、将来の歯並びの乱れにつながる可能性があります。硬さのある食材や繊維質の多い野菜をしっかり噛むことで、顎が発達し歯列が整いやすくなり、唾液の分泌も増えて虫歯予防にもつながります。
大人になって現れるトラブル
子どものころの呼吸・姿勢・食習慣は、大人になってからの口腔内環境や全身の健康にも影響を及ぼします。
● 歯並びや噛み合わせの乱れ
● 顎関節症や肩こり・頭痛
● 慢性的な口臭
● 虫歯や歯周病のリスク増加
● 睡眠時無呼吸症候群
まとめ
小児期の呼吸・姿勢・食習慣は、その時だけの問題ではなく、大人になったときの歯並びや全身の健康にまで影響を与えます。逆に言えば、子どものうちに正しい習慣を身につけることで、将来の大きなトラブルを予防することができるのです。
当院では、お子さん一人ひとりの成長に合わせた診断とサポートを行い、お子さんの健康づくりを一緒に考えていきます。お気軽にご相談ください。
当院の小児歯科に関する詳細はこちら▼
関連記事▼
仕上げ磨きはいつまで必要?小児歯科が教える正しいケア習慣 | 磐田さくら歯科
#磐田さくら歯科 #歯医者 #磐田市

