乳歯の虫歯が永久歯に影響するって本当?

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。

「乳歯はいずれ抜けるから、虫歯になっても大丈夫」と思っていませんか?実はそれ、大きな間違いで、乳歯の虫歯は、子どもの健康だけでなく、将来生えてくる永久歯にも深刻な影響を与える可能性があります。

本記事では、乳歯の虫歯がどのように永久歯に関わるのか、小児歯科でどのような対策ができるのかについて、詳しく解説します。

● 乳歯と永久歯って関係しているの?
● 乳歯が虫歯になるとどんなリスクがあるの?

今回の記事では、上記のような疑問にお答えしつつ、乳歯の虫歯や永久歯に与える影響や小児歯科でできる予防対策などをご紹介します。

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乳歯が虫歯になると永久歯も虫歯になりやすい!歯並びにも影響が

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乳歯と永久歯の関係

乳歯は、子どもの口の中で最初に生える歯で、永久歯の生え方にも関わる重要な基礎となります。いずれ抜けるとはいえ、お口の中で大切な役割を担っています。具体的には、下記のような役割があります。

● 食べ物を噛む(咀嚼機能)
● 正しい発音を助ける
● 顎や顔の正常な成長を促す
● 永久歯の位置を正しく誘導する

特に重要なのが、永久歯の「生える位置」を決める役割です。乳歯は、永久歯が正しい位置に生えてくるための目印になります。乳歯が早く失われたり、虫歯でボロボロになったりすると、この目印がなくなり、永久歯が正しい場所に生えなくなるリスクが高まります。

虫歯になった乳歯が永久歯に与える影響

乳歯の虫歯が放置されると、下記のような問題を引き起こす可能性があります。

  1. 永久歯の歯並びが悪くなる
    乳歯が虫歯で早く抜けてしまうと、隣の歯が空いたスペースに倒れ込んでしまい、永久歯の生えるスペースが足りなくなり、歯並びが悪くなり、将来的に矯正が必要になる可能性があります。
  2. 永久歯が虫歯になりやすくなる
    乳歯の虫歯が進行して膿んでしまうと、その下にある永久歯の歯胚(ははい)に細菌が影響を与えることがあり、まだ生えていない永久歯の形成不全や、表面が白濁・黄ばむなどのトラブルが起きることがあります。
  3. 噛む力や発音、集中力の低下
    虫歯の痛みによってしっかり噛めなかったり、食事の偏りが起きたりすることで、発育にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

小児歯科でできる3つの虫歯予防対策

  1. フッ素塗布
    フッ素には歯の表面を強くし、虫歯菌が出す酸に対して歯を守る働きがあります。定期的なフッ素塗布により、虫歯になりにくい強い乳歯を育てられます。
  2. シーラント処置
    奥歯の溝は深く、食べかすがたまりやすいため、そこにレジン(樹脂)を埋めてむし歯を予防します。
  3. 保護者へのブラッシング指導など
    子ども自身が歯みがきを完璧にこなすのは難しいものです。小児歯科では、保護者の方への仕上げみがき指導や、おやつのとり方・食事の時間の管理といった生活習慣のアドバイスも行っています。

まとめ

乳歯は、単なる「一時的な歯」ではありません。将来の永久歯や歯並び、そしてお子さんの健やかな成長にとって、乳歯の健康はとても重要です。小児歯科では、乳歯の虫歯予防から正しいケアの習慣づけまで、しっかりサポートさせていただきます。大切なお子さんの健康を守るために、ぜひ定期的な受診を心がけることをおすすめします。

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