仕上げ磨きはいつまで必要?小児歯科が教える正しいケア習慣

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。

仕上げ磨きとは、子ども自身が歯を磨いた後に、保護者が仕上げとして磨いてあげるケアのことですが、いつまで続けるべき?と悩んだことのある保護者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、仕上げ磨きの必要性や年齢別のポイント、いつまで行うべきかなどを詳しく解説します。

● 仕上げ磨きのポイントって?
● なぜ大切なの?いつまで続ければいいかわからない…

今回の記事では、上記のような疑問にお答えしつつ、仕上げ磨きの重要性や気をつけたいことをご紹介します。

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少なくとも小学校低学年(7〜8歳)までは仕上げ磨きを続ける!

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仕上げ磨きはなぜ必要?

子どもは年齢に関係なく、歯ブラシの使い方や力加減、歯の隅々まできちんと磨くという技術が未熟です。特に乳歯はエナメル質が薄く、虫歯が進行しやすいという傾向があります。また、生え始めの永久歯(6歳臼歯など)は溝が深く、汚れがたまりやすいため、しっかりと磨いてあげる必要があります。仕上げ磨きは、子どもの口の健康を守るために欠かせない習慣です。

仕上げ磨きはいつまで続けるべき?

少なくとも小学校低学年(7〜8歳)までは毎日仕上げ磨きをすることが望ましいとされています。ただし、これは“最低ライン”です。実際には、10〜12歳頃までは仕上げ磨きを続けるのが理想的な子もたくさんいます。なぜなら、この時期は乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」にあたり、特に虫歯になりやすい時期だからです。

年齢別・仕上げ磨きのポイント

・0〜2歳(乳歯が生え始めた頃)

 ・ガーゼや柔らかい乳児用歯ブラシでやさしく磨く

 ・上の前歯が生えたら虫歯のリスクが高まるので注意する

 ・「口にものを入れる感覚」に慣れさせる

・3〜5歳(乳歯列完成期)

 ・自分で磨く習慣づけを始めつつ仕上げ磨きは必須

 ・奥歯や歯と歯の間は磨き残しが多いので重点的に行う

 ・寝る前の仕上げ磨きは毎日欠かさず行う

・6〜9歳(混合歯列期前半)

 ・永久歯(6歳臼歯など)が生え始めて虫歯リスクが急上昇

 ・子ども自身の歯磨きの質はまだ低いため、丁寧な仕上げ磨きが必要

 ・フロスの使用も取り入れる

・10〜12歳(混合歯列期後半)

 ・自立した歯みがきが可能な年齢だが、油断せず週数回は仕上げ磨きが理想

 ・思春期に入ると自己管理が疎かになりがちなのでときどきチェックを

正しい仕上げ磨きのコツ

仕上げ磨きは、ただ磨けばいいというわけではありません。効果的なケアを行うには、見落としを防ぐために明るい場所で磨き、安定した状態で磨けるように子どもを膝に寝かせるスタイルで行いましょう。また、強い力を入れずにやさしく小刻みに動かしながら行います。

まとめ

仕上げ磨きは、「何歳まで」と明確に区切るのではなく、お子さんがしっかり自分で磨けるようになるまで、段階的にサポートしていくことが大切です。仕上げ磨きを通して、子ども自身が「歯を大切にする気持ち」を育てることにもつながります。気になることがあれば、お気軽に当院にご相談ください。

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