子どもを虫歯ゼロで育てるために意識したいこと

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。

虫歯は一度できてしまうと自然には治らず、治療を繰り返すうちに歯が弱くなってしまいます。特に乳歯や生えたての永久歯はエナメル質が薄く、虫歯になりやすいため注意が必要です。

● 子どもを虫歯ゼロで育てるにはどうすればいい?
● 親が意識したいことを知りたい!

今回の記事では、上記のような疑問にお答えしつつ、虫歯予防の基本から、おうちでできる工夫、歯科医院でのサポートまでを詳しくご紹介します。


子どもは大人よりも虫歯になりやすい!


なぜ子どもは虫歯になりやすいの?

・乳歯や生えたての永久歯は弱い
乳歯や生えてきた直後の永久歯は大人の歯に比べてエナメル質が半分ほどしかなく、酸に弱い構造をしています。そのため、虫歯の進行がとても早く、気づいたときには神経近くまで広がっていることも少なくありません。

・自分でしっかり磨けない
小さな子どもは手先の動きが未発達で、自分ではきちんと歯を磨けません。そのため、親の仕上げ磨きがとても重要です。

・食習慣の影響
甘いお菓子やジュース、長時間のダラダラ食べが多いと、口の中が酸性に傾き、歯が溶けやすい状態が続きます。これも子どもの虫歯リスクを高める大きな要因です。

子どもを虫歯ゼロで育てるための基本

  1. 毎日の仕上げ磨きを徹底する
    小学校低学年くらいまでは、必ず保護者が仕上げ磨きをしてあげましょう。とくに奥歯の溝や歯と歯の間は汚れが残りやすく、虫歯の好発部位です。
  2. フッ素を活用する
    フッ素は歯の再石灰化を促進し、酸に溶けにくい強い歯をつくります。フッ素入り歯磨き粉や洗口液に加え、歯科医院での定期的なフッ素塗布を取り入れると効果的です。
  3. おやつの与え方を工夫する
    虫歯予防のポイントは「量」よりも「回数」です。おやつはダラダラ食べず、時間を決めて食べることが大切です。
  4. バランスのよい食事
    噛みごたえのある食材をしっかり噛むことは、顎の発達を助けるだけでなく、唾液の分泌を促進します。唾液は虫歯菌が出す酸を中和する力を持っています。

自宅でできる虫歯予防の工夫

・デンタルフロスの活用
歯と歯の間は歯ブラシだけでは6割程度しか汚れが落とせません。子どものうちからフロスを習慣にすることで、将来の虫歯リスクを大幅に減らせます。

・ご褒美を「甘いお菓子」以外に
「頑張ったご褒美=甘いお菓子」となりがちですが、虫歯予防の観点からは回数を減らす工夫も大切です。シールや遊びの時間など、食べ物以外のご褒美を取り入れるのもおすすめです。

歯科医院でできる虫歯予防

セルフケアに加え、歯科医院での専門的な予防処置を組み合わせることが、虫歯ゼロを実現する大きなポイントです。

シーラント:奥歯の溝を樹脂でコーティングし、汚れが入り込むのを防ぎます。
フッ素塗布:高濃度フッ素を定期的に塗布し、歯の質を強化します。
プロのクリーニング:歯ブラシでは落とせない汚れや歯石を取り除きます。
定期検診:虫歯ができかけても早期に発見・処置できるため、大きな治療を防げます。

まとめ

虫歯は「なってから治療」ではなく「ならないようにする」ことが可能な病気です。小さい頃から予防の習慣を徹底してあげましょう。

当院では、お子さん一人ひとりに合わせたアドバイスとサポートを行っております。どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

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