受け口は早期治療を!ムーシールドってどんな治療方法?

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。

「うちの子、下の前歯が前に出ているけど大丈夫かな…」と、お子さんを見ていて不安を感じたことはありませんか?子どもの受け口(反対咬合)は、決して珍しいものではありませんが放置してしまうと、将来的に顎の成長バランスが崩れ、本格的な矯正が必要になることもあります。

そこでおすすめなのが「ムーシールド」という早期矯正装置です。乳歯がある幼児期から使える数少ない装置であり、夜間の装着だけで受け口の改善が期待できます。

● そもそも受け口ってどんな状態?
● ムーシールドってどんな装置?

上記のような疑問にお答えしつつ、今回の記事では、ムーシールドの特徴や効果、治療の流れについて詳しくご紹介します。

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就寝中に使用するだけで効果が出る小児向けのマウスピース型矯正装置

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受け口(反対咬合)とは?

受け口とは、上の前歯よりも下の前歯が前に出ている状態を指します。正しくは「反対咬合」または「下顎前突」と呼ばれ、原因には次のようなものがあります。

・骨格的な問題(下顎が前に出ている、上顎の発育が弱い)

・舌の使い方や口呼吸などの悪習癖

・遺伝的な要素

・乳歯の生え方による一時的なズレ

自然に治る場合もありますが、3歳を過ぎても受け口の状態が続いている場合は治療が推奨されます。

ムーシールドってどんな装置?

ムーシールドは、受け口の早期治療に特化したマウスピース型の矯正装置です。やわらかい素材で、就寝中の装着だけで治療ができる優しい設計です。成長期のタイミングを利用して“歯並びと筋肉バランスを整える”ことを目的とした装置で、口腔筋機能療法(MFT)に基づいた予防矯正でもあります。

ムーシールドが選ばれる理由

1. 寝るときだけの装着でOK

子どもが日中に装置を気にせず過ごせるのは大きなメリットです。学校や遊びに影響しないため、ストレスなく治療を続けやすい設計です。

2. 3歳ごろから使える

ムーシールドは乳歯列期(3歳〜)から使用できる貴重な装置です。早ければ早いほど効果も高まります。

3. 成長の力を利用する自然な治療

ムーシールドは、口唇・舌・顎の筋肉を正しく機能させることを目的としています。自然な成長と共に上顎の発育を促し、下顎の前方への成長を抑制していく効果を見込めます。

4. 痛みが少なく違和感も最小限

やわらかい素材でできているので従来のワイヤー矯正のような痛みや見た目のストレスがありません。

ムーシールド治療の効果

・反対咬合の改善(上顎前突を誘導)

・舌の位置の改善(低位舌から正常な舌位へ)

・口呼吸の改善(鼻呼吸の習慣づけ)

・将来的な本格矯正の回避または負担の軽減

成長の初期段階で治療を始めることで、お悩みを改善することが期待できます。

まとめ

「様子を見よう」ではなく、「今できることを始めよう」という意識がとても大切です。ムーシールドは、乳歯の時期から使える数少ない装置です。重度の骨格性の受け口には対応できないことがあるので、まずは歯科医院でしっかり診てもらいましょう。お子さんの歯並びや噛み合わせに不安がある方は、ぜひ一度、当院へご相談ください。

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