矯正治療後に後戻りしたらどうなる?
こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
歯列矯正は見た目が美しくなり、噛み合わせも正しくなるので口腔環境も良い状態になります。しかし、矯正治療が完了した後には「後戻り」という現象が発生することがあります。この記事では、歯の後戻りとは何か、一体どのような影響を及ぼすのか、後戻りの対策について詳しく解説します。
- 後戻りってなに?どんな現象?
- 後戻りを予防することできるの?
今回の記事では、上記のような疑問にしっかりお答えしつつ、後戻りについて特徴や予防策、注意したいことなどを詳しく解説していきます。
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後戻り=歯列矯正治療で移動した歯が元の位置に戻ってしまう現象
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後戻りってなに?
後戻りとは、歯列矯正治療によって移動した歯が、元の位置に戻ってしまう現象を指します。この現象は、矯正治療の完了後に保定期間を怠ってしまった場合や、生活習慣の影響で起こることがあります。具体的には、歯を支える骨や歯肉の状態、保定装置の不使用、年齢による変化などが影響します。後戻りは軽度、中度、重度と分けられており、軽度の後戻りは見た目にはあまり影響を及ぼしませんが、中度や重度になってしまうと見た目や噛み合わせにも大きな影響を及ぼすことがあり、治療の成功が台無しになってしまう可能性があります。
後戻りの影響
①見た目への影響
後戻りが発生すると、矯正治療を受けてせっかく得られた美しい歯並びが失われてしまいます。特に前歯が後戻りすると見た目にも大きく影響が出て笑顔や会話に自信を失うこともあります。
②噛み合わせへの影響
歯の後戻りは当然噛み合わせにも悪影響を及ぼします。正常にしたはずの噛み合わせが元通りになり悪化してしまうと咀嚼機能にも影響を与え、消化不良を引き起こすことがあります。また、顎の痛みや頭痛を引き起こす原因になることもあります。
③歯科疾患への影響
後戻りが進行すると歯の隙間ができやすくなったり歯並びが乱れてしまうので、食べ物が詰まりやすくなってしまいます。ケアが行き届かなくなり虫歯や歯周病のリスクも高くなってしまいます。
後戻りの予防策
「後戻りは予防できるの?」と不安に思う方もいると思いますが、歯列矯正が終わった後、保定期間をしっかりと守ることで予防することができます。保定期間中は、正しい位置へ移動した歯を固定するためにリテーナーを装着する重要な期間で、リテーナーを正しく使用することで後戻りを防止することにつながります。リテーナーの装着時間をしっかりと守り、定められた期間中しっかり装着することが大切です。逆に言えばこの保定期間を適当に過ごしてしまうと、後戻りのリスクも高くなってしまいます。
後戻りが起きた場合の対処法
もしも後戻りが発生してしまった場合は再度の矯正治療が必要になることがあります。軽度の後戻りであれば、簡単な調整で済むこともありますが、中度や重度の場合は、再度の矯正装置を用いる必要があるかもしれません。治療の成果が台無しになってしまうこともあるので、しっかり保定期間を守り、丁寧なケアを続けていくことが何よりも重要です。
まとめ
矯正治療のリスクとして知られている「後戻り」ですが、予防策をしっかり実践することで、防ぐことができます。後戻りに対して不安がある方やもっと詳しく予防策や注意点を知りたいという方は、直接担当医に相談してみましょう。
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