矯正歯科

矯正歯科

ORTHODONTICS

マウスピース矯正とは?効果・メリット・デメリット・ワイヤー矯正との違いを紹介

  • 矯正を考えている方には、見た目だけでなく健康のために歯並びを整えたいという方も多いのではないでしょうか。矯正のイメージと言えば、従来は歯の表面にワイヤーをつけている印象が強かったのですが、最近はマウスピース矯正が一般の方にも知れ渡って浸透してきております。歯列矯正を行う人の割合は2割程度ですが、そのうちの3人に1人はワイヤーではなくマウスピース矯正を選択されていると言われています。

    マウスピース矯正かワイヤー矯正のどちらを選ぶのかは人それぞれでありますが、それぞれに特徴があるのでご説明していきます。

マウスピース矯正とは?

  • マウスピース矯正とは、透明のマウスピースを歯に装着することで、少しづつ歯を動かしていく矯正方法です。一つのマウスピースを装着し続けるわけではなく、徐々に歯並びがよくなっている形のマウスピースを、2週間~1ヶ月の間隔で付け替えていくというものです。
    最終的には、理想の歯並びのマウスピースを装着するという流れになります。

マウスピース矯正の種類

  • 世界的に見ても、マウスピース矯正で最もメジャーかつ症例が多いのは「インビザライン」です。インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した、歯並びを改善する「矯正歯科治療」です。世界100カ国以上で提供され、症例数は500万を超えており、難症例にも対応が可能です。
    もちろん、そこまでひどい歯並びじゃないけど少しだけ気になるという方でもできますので、安心してご相談下さい。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。

透明なので目立たない

なんといってもワイヤーのように目立たないのは、マウスピース矯正の最大のメリットといえるでしょう。矯正に踏み切れない理由の一つとして、ワイヤーの見た目が気になるというのがあるかと思いますが、マウスピース矯正なら周りから気づかれずに歯並びを整えることが可能です。

取り外しが可能

マウスピース矯正では、ワイヤーのように歯に固定しておくものではないので、外したいときに簡単に外すことが可能です。ワイヤー矯正であれば、着色のつきやすいカレーや装置に挟まりやすいブロッコリーなどが中々食べられないのですが、マウスピース矯正のように取り外しができると食事制限も不要です。歯磨きの際も外せるので、口腔ケアや衛生面でもメリットがあります。

ホワイトニングが同時にできる

マウスピース矯正とホームホワイトニング(歯が白くなるジェルをマウスピースにつけて、はめておく)を並行することで、歯並びを改善しながらホワイトニングもすることができます。

金属アレルギーの心配がない

マウスピース矯正では金属を使用しないため、金属アレルギーになる心配がございません。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正にはたくさんのメリットがありますが、デメリットがないのかというとそういうわけでもありません。ここからはデメリットのご説明をしていきます。

症例によっては対応できない

マウスピース矯正では、ワイヤーのように強い力がかけられないため、どんな症例でもマウスピース矯正で改善できるというわけではありません。例えば、出っ歯や受け口のような、抜歯をしてできたスペースに歯を移動させるといったようなことは、マウスピース矯正ではできないことがあります。
当院では、マウスピース矯正が適応可能かどうかを無料で診断させていただきますので、お気軽にご相談下さい。

1日20時間以上の装着が必要

マウスピース矯正を始めたからといって、全員が最後まで達成できるわけではございません。その理由の大きな一つとして、装着時間の長さがあります。自分でつけ外しを行わなければならないので、自己管理能力がどうしても必要になります。数日サボってしまうと、歯並びが移動してマウスピースが合わなくなってしまうので、しっかり毎日装着しなければなりません。
以下の項目に当てはまる方は、マウスピース矯正には向かないかもしれません。

  • かなりの面倒くさがりである
  • お風呂上がりに髪が濡れたままで寝てしまうことがある
  • よく物を無くす
  • お風呂に入らず寝てしまうことがよくある
  • スケジュール管理やルーティンワークが苦手

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース矯正と従来のワイヤー矯正と比較してその特徴をまとめておきましょう。

ワイヤー矯正 マウスピース矯正
見た目 目立つ
(歯の表面に接着するため)
目立たない
(透明素材・脱着可能なため)
痛み あり ほとんどなし
治療期間 1~2年ほど
(3年以上かかることもあり)
1~2年ほど
価格 平均的に60~100万円程度 平均的に80~100万円程度
自己管理 ある程度必要 かなり必要

マウスピース矯正はこんな方におすすめ

マウスピース矯正の特徴を踏まえると、以下のような方にこの治療法はおすすめです。
(1)周りに知られずに矯正を始めたい方
(2)食事制限の必要がなく矯正を始めたい方
(3)少しだけ気になる部分を治したい方
(4)毎日20時間以上のマウスピースの装着が可能な方

料金のお支払いについて

医療分割、各種クレジットカード、デビッドカードの取り扱いもあり、患者さまのご都合で様々なお支払い方法をお選びいただけます。
JCB.VISA.デンタルローン(12回目まで手数料無料)

マウスピース矯正(インビザライン)の流れ

  • STEP1無料カウンセリング

    患者様の気になることやお悩みなど、些細なことまでお聞かせいただき、その上で患者様の口腔内とライフスタイルに適した矯正方法をご提案いたします。マウスピース矯正が適応可能かどうかも判断させていただきます。

STEP2精密検査

患者様の口腔内に合わせたマウスピースを作成する必要があるため、お口の中の型取りをさせていただきます。

  • STEP3診断&治療計画のご説明

    精密検査のデータを元にした患者様の治療計画をご説明いたします。矯正を開始した場合、どのように歯が動いて綺麗な歯並びになっていくかというシミュレーションもお見せしますので、イメージしやすくなるはずです。このときに、併せて、矯正にかかる費用や期間、通院頻度もお伝えしていきますので、それらを踏まえた上で矯正を始めていくかどうかをお決めいただけます。おおよそ、3ヶ月に1度の通院となります。

STEP4マウスピースの作成

約3週間程度でマウスピースが出来上がります。

STEP5マウスピース矯正のスタート

マウスピースが出来上がりましたら、使用歩法や注意点などをご説明いたしますので、早速装着を始めていただきます。

STEP6治療終了&保定

全てのマウスピースの装着が終わりましたら、希望通りの歯並びになっていることを確認したら、あとは歯並びの後戻りを防ぐだけになります。歯並びが良くなったからといって、そのままにしてしまうと歯並びが後戻りしてしまうので、注意が必要です。
そのために、リテーナーと呼ばれる保定装置を就寝時などに一定期間装着し、歯並びを定着させる必要があります。ここまでくれば、半年に1度の通院でかまいませんので、定期的に歯並びの状態をチェック致します。

ドクターから

マウスピース矯正(インビザライン)をお考えの方へ

磐田さくら歯科 院長 山本 聖也

  • 従来の金属製の矯正装置を使った矯正治療は、日々の生活において非常に負担が大きい一面があります。その為、当院ではより患者様の負担の少ない、マウスピースを使った「インビザライン」の矯正治療を行っております。
    ささいなお悩みや気になるといったことがあれば、私がカウンセリングのお時間をとってお話させていただきますので、是非お気軽にご相談下さい。

Q&A

治療期間はどれくらいかかりますか?
口腔内の状態によりますが、半年~2年ほどが多いです。
矯正治療中は虫歯になりやすいって本当ですか?
ワイヤー矯正であれば、装置の間に食べ物が詰まって歯磨きで落とし切るのが難しいのですが、マウスピース矯正であれば取り外し可能なので、通常通りの歯磨きをしていただくことができます。
矯正治療中に避けたほうが良い食事はありますか?
マウスピースを装着しながらの飲食は、虫歯になりやすくなるので避けて頂く必要があります。飲食をしたあとは、できるだけ歯を磨いて再度装着をしていただくのが理想です。
矯正治療中に装置を紛失、もしくは壊れてしまったら?
当院にご連絡いただけましたら新しく作成いたしますのでご安心ください。別途料金がかかる可能性があります。
矯正治療中は通院が必要ですか?
矯正期間を延ばさないためにも、治療計画通りに歯が綺麗に動いているかどうか、定期的にチェックさせていただきます。矯正期間中は3ヶ月に1回、矯正終了後の保定期間では6ヶ月に1回の通院頻度になるとお考え下さい。
治療後、歯並びが悪くなることはありますか?
歯並びが綺麗になったからといって、そのまま何もしないでおくと、完全ではないですが歯並びはもとに戻ってしまいます。そのために、歯並びが固定されるまでの一定期間は、保定装置を就寝時に装着する必要があります。

まとめ

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いをご理解いただけたと思います。それぞれにメリット・デメリットがあるので、一概にどちらがいいとは言えません。患者様の性格やライフスタイルに合った矯正方法をお選びいただくことが大切です。
ご自身で選択するのが難しいこともあるかと思いますので、少しでもお悩みの方はお気軽にご相談下さい。


歯に関するお困りごと、ご相談は
お気軽にお問い合わせください。