夜だけの矯正?プレオルソが選ばれる理由と効果

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。

「子どもの歯並びが気になるけれど、本格的な矯正はまだ早いかな」と悩んでいる親御さんも多いと思います。小児矯正治療はタイミングと装置の選択が非常に大切です。そのなかでも、近年注目されているのが “夜だけ装着する” という「プレオルソ」です。

● なぜ夜だけで効果があるの?
● 痛みはないの?対象年齢は?

今回の記事では、上記のような疑問にお答えしつつプレオルソが選ばれている理由と、効果について、わかりやすく解説します。

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成長期に合わせて装着することで夜だけでも効果が出る!

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プレオルソとは?

プレオルソ(Pre-Ortho)とは、小児用のマウスピース型矯正装置です。従来のワイヤー矯正とは異なり、取り外し式のやわらかい樹脂製マウスピースを1日1〜2時間+就寝時に装着するだけで、歯並びや口周りの筋肉バランスを整えることができます。歯の位置だけでなく、口腔習癖や筋機能にもアプローチできる治療法です。

なぜ夜だけで効果があるの?

1. 口腔周囲筋をトレーニングできるから

歯並びは、歯そのものの位置だけでなく、唇・舌・頬など周囲の筋肉のバランスに強く影響されますが、プレオルソは、ただ歯を動かすのではなく、装着することで自然に正しい舌の位置や口の閉じ方を学習させ、悪習癖(口呼吸、舌突出癖など)を改善していく効果を発揮します。そのため、短時間の装着でも筋機能のトレーニングとなり、結果的に歯列の改善につながるのです。

2. 成長期に合わせた早期対応で正しい誘導ができるから

子どもの骨や歯は成長段階にあり、固定装置を使わなくても「誘導」だけで正しい位置に整えることが可能です。顎の骨が柔軟に発達する時期の装着で十分に効果が見込めます。

プレオルソが向いている症例とは?

プレオルソは、すべての不正咬合に対応できるわけではありませんが、下記のような比較的軽度な症状や成長期の子どもに適しています。

・出っ歯(上顎前突)

・受け口(反対咬合)

・開咬(前歯が噛み合わない)

・軽度の叢生(歯が少しガタガタしている)

・口呼吸や舌癖の改善目的

プレオルソのメリット

・装着時間が短い(夜+日中1時間程度)

・痛みが少ない

・発音や食事への影響がない

・正しい呼吸・舌の使い方を身につけられる

気をつけたいポイント

プレオルソには限界もあり、重度の不正咬合には適応できない、毎日継続して装着することが前提なのでサボると効果が出にくい、プレオルソで治療を完了できない場合は、将来的に本格的な矯正に移行する必要があることも理解しておきましょう。

まとめ

プレオルソは、歯を動かすという従来の矯正のイメージを覆すような「育てる矯正」です。夜だけの装着でも、正しい使い方で続けていくことで効果を発揮します。装着時間が短いのでお子さんの負担も少なく、おすすめです。

当院では、お子さん一人ひとりに合わせた矯正治療のご提案を行っております。気になる歯並びや口呼吸などがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

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