インプラントがぐらつく原因とは?

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
天然歯と同じようにしっかり噛めることで人気のインプラントですが、決して一度入れたら一生安泰というわけではありません。今回の記事では、インプラントがぐらつく原因と対処法、トラブルを防ぐためのポイントについて詳しく解説します。
● インプラントがぐらついている原因は?
● 放置するとどうなる?
今回の記事では、上記のような疑問にお答えしつつ、インプラントがぐらついている原因や対策をご紹介します。
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ぐらつきには2パターンがある!
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インプラントがぐらつく2つのパターン
「ぐらつき」とひと口に言っても、実際には以下の2つのパターンがあります。
①人工歯(上部構造)が緩んでいる場合
②インプラント体(ネジ部分)が骨から離れている場合
①は比較的軽度の問題で、適切に処置すれば元の状態に戻せることがほとんどです。一方、②の場合は「インプラント周囲炎」などの深刻なトラブルが背景にあることが多いため注意が必要です。
①人工歯が緩んでいるケース
インプラントは、顎骨に埋め込まれる「インプラント体」と、その上に装着される「アバットメント(連結部分)」「人工歯(クラウン)」の3つのパーツで構成されています。
日常的な噛む力や歯ぎしり・食いしばりの癖によって、上部構造を固定しているネジが少しずつ緩んでしまうことがあります。この場合、患者さんが「ぐらついている」と感じるのは人工歯だけで、インプラント体自体は骨と結合している状態です。歯科医院でネジを締め直したり、必要に応じて再装着を行うことで対処可能です。
②インプラント体がぐらついているケース
もっとも深刻なのが、インプラント体そのものが骨との結合を失い、動いてしまっている場合です。原因の多くは「インプラント周囲炎」という病気です。
インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎は、歯周病と似た感染症で、インプラントの周囲にある歯ぐきや骨が炎症を起こしている状態です。進行すると骨が吸収されていき、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。出血や腫れ、口臭、ぐらつきといったサインがある場合は、早急な対応が必要です。
なぜインプラント周囲炎になるのか?
インプラント周囲炎の主な原因は、プラーク(歯垢)の蓄積と適切なメンテナンス不足です。天然歯と異なり、インプラントの周囲には「歯根膜」が存在しないため、感染に対しての防御力がやや弱くなっています。
ぐらつきを放置するとどうなる?
インプラントのぐらつきを放置してしまうと、周囲の骨がどんどん吸収され、再度のインプラント治療が困難になったり、感染が広がり、隣接する歯に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節症や頭痛を招くこともあります。
インプラントを長持ちさせるためのポイント
・歯間ブラシやフロスを活用し毎日のセルフケアを徹底する
・定期的なメンテナンスを受ける
・噛み合わせのチェックを行う
・全身の健康管理を意識する
まとめ
インプラントのぐらつきは、早期発見・早期対応が何よりも重要です。「まだ大丈夫」と思っていても、実はインプラント周囲炎が進行しているというケースも多く見られます。
当院では、インプラント治療後のメンテナンスにも力を入れております。少しでも違和感がある場合は、お気軽にご相談ください。
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