矯正中に起きる「ブラックトライアングル」って何？予防と対処法
こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
矯正治療を考えている方やすでに治療を始めている方で、歯並びは整ったのに、歯の間に黒いすき間ができてしまったという悩みを抱えている方はいませんか？この現象は「ブラックトライアングル」と呼ばれるもので、矯正治療後に起きやすいトラブルのひとつです。
●「ブラックトライアングル」ってなに？
●予防や対処法はあるの？
今回の記事では、上記のような疑問にお答えしつつ、矯正治療中や治療後に見られる「ブラックトライアングル」について、原因・予防法・対処法を詳しくご紹介します。
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ブラックトライアングル＝矯正の失敗ではない
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ブラックトライアングルとは？
ブラックトライアングルとは、歯と歯の間の歯ぐき（歯間乳頭）が下がることで、三角形の黒いすき間ができる状態のことです。笑ったときや話しているときに、歯の間から黒く見えるのが特徴で、特に前歯にできると目立ちやすく審美的な問題につながります。この現象は矯正治療の結果として現れることもありますが、治療そのものが失敗したわけではありません。
なぜ矯正治療でブラックトライアングルができるの？
矯正治療によって歯がきれいに整列することで、これまで歯と歯が重なっていた部分にすき間が生まれ、歯ぐきがそのスペースに追いつかず、退縮してしまうことがあります。
① 歯の形が細長い
歯と歯が接する部分が小さいため、歯ぐきが間をしっかり埋めることができず、三角形のすき間が生まれやすくなります。
② 歯ぐきがやせている・歯周病の傾向がある
矯正前から歯ぐきの健康状態があまり良くない場合、矯正による歯の移動でさらに歯ぐきが下がってしまうことがあります。
③ 歯を大きく動かす必要があった
歯を大きく動かす症例（叢生、出っ歯、すきっ歯など）では、歯と歯の接触面が変化し、ブラックトライアングルができやすくなることがあります。
予防はできるの？
ブラックトライアングルの発生を完全に防ぐことは難しい場合もありますが、下記のような方法でリスクを抑えることが可能です。
・矯正開始前に歯周病や歯ぐきの状態をしっかりチェック
・歯の削合で接触面を広げる
・ゆっくりと計画的に歯を動かす
できてしまった場合の対処法は？
もしブラックトライアングルができてしまっても、いくつかの対処法があります。
・コンポジットレジンで歯の形を整える
歯の先端に樹脂を盛って、すき間を目立たなくする方法です。比較的簡単な処置で見た目の改善ができます。
・歯ぐきの再生治療
歯ぐきを移植したり再生したりする高度な治療法です。適応が限られますが、歯ぐきを元の位置に戻すことで見た目を回復できます。
・矯正装置による微調整
すき間の目立ち方を調整するために、装置を使ってわずかに歯の位置を変えることもあります。
まとめ
ブラックトライアングルは、矯正治療で歯並びが整った結果として起こってしまう現象ですが大切なのは、ただ歯を動かすだけでなく、見た目のバランスや歯ぐきの健康まで考えた治療を受けることです。
当院では、治療前の診断・カウンセリングをしっかり行い、見た目の美しさだけでなく機能的で長持ちする歯並びを目指した矯正治療を行っています。まずはお気軽にご相談ください。
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