親知らず抜歯後の注意点

こんにちは!

ららぽーと内にある歯医者さん「磐田さくら歯科」です。 

今回は、親知らずを抜歯した後の注意点について詳しくご紹介していきます。 

こちらの記事では、 

  • 親知らずの抜歯後の生活はどうなる?
  • 抜歯した後、痛みや腫れはどのくらい続く?

といった患者様の疑問や不安にお答えしていきます! 

親知らずは一番最後に、歯列の一番奥に生えてくるため、十分なスペースがなく、正常に生えてくることは稀です。斜めに生えたり横に生えたりと生え方に問題があったり、トラブルも起こりやすい歯なので抜歯が必要になるケースも多くなります。親知らずの抜歯について不安を抱えている人も多いと思いますので、この記事では抜歯後の注意点について解説していきます。

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  血行を促す行為は避けよう!歯科医師の指示通りの止血を

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親知らずを抜いた後の生活はどうなる?注意点6選

①痛みは当日〜3日がピーク!鎮痛剤で対処しよう

抜歯の最中は麻酔がきいている状態なので、引っ張られる感じはあっても痛みは感じません。3時間ほど経つと麻酔の効果が切れてしまうため、徐々に痛み出します。歯科医院から処方される痛み止めを飲んでしのぎましょう。痛みが出てから飲むのではなく、違和感を感じてきたあたりから早めに飲むことで、薬がきくまでの時間のギャップを感じずに済みます。痛みのピークは当日24時間から3日程度といわれていますが、個人差があります。あまりにも痛みが長く続く場合や、急に激しくなった際は、すみやかに歯科医院に連絡してください。

②出血は指示通りの圧迫出血でまずは30分待ちましょう

抜歯した後は「止血用のガーゼを30分ほどしっかり噛んでください」と指示されると思います。これは圧迫止血法といわれる方法で、ガーゼを噛むことで抜歯した傷口を圧迫してかさぶたができて、血が止まるという仕組みになっています。歯科医院に指示された通りの時間を守って止血し、30分経過しても血が止まらないようであれば、そこから更に30分ほどティッシュなどを丸めて継続して噛んでみてください。血の量が多い場合や、なかなか止まらない際は速やかに歯科医院に連絡しましょう。

③激しい運動や入浴など血行を促進させてしまうことは避けましょう

抜歯をした後は、血行を促すような行動は避けるようにします。激しい運動や入浴などは血行をよくしてしまい、痛みや出血の原因となる可能性があります。当日の激しい運動や入浴は避けて、安静に過ごしつつ、シャワーで済ませましょう。

④喫煙やお酒は極力控えましょう

アルコールを摂取すると血液の循環が良くなってしまい、患部の傷口が塞がりにくくなったり、出血が止まらなくなってしまう恐れがあります。喫煙も毛細血管を収縮させて治癒を遅らせてしまうといわれているため、飲酒も喫煙も控えるようにしましょう。

⑤お口は強くゆすがないようにしましょう

血や患部が気になってつい強くゆすぎたくなりますが、お口の中を強くゆすいでしまうと、止血して傷口にできたかさぶたが流れ落ちてしまい、傷口が丸裸で骨が露出してしまう「ドライソケット」といわれる状態になってしまう恐れがあります。痛みが強くなる原因にもなるので、うがいはいつもより優しくすることを心がけてください。

⑥抜歯したところは気になっても指や舌で触らないようにしましょう

抜歯した患部はかなり敏感になっています。気になってしまうかもしれませんが指や舌で傷口を触ってしまうと、ばい菌が入って感染を引き起こす可能性があります。極力触らないように心がけましょう。

かさぶたは赤黒いゼリー状態になっていて汚れと勘違いしてしまう人も多いですが、取ってしまうとかさぶたがなくなり、前述したドライソケットとなる可能性があるので取らないでください。歯磨きも優しく丁寧に行いましょう。

最後に 

親知らずを抜歯したときにできた穴(抜歯窩)が気になる人も多いかもしれませんが、一ヶ月程度でなくなります。一ヶ月後にはほとんど問題なく通常通り生活できるようになるので、患部は触らず上記の注意事項を意識して生活しましょう。


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