親知らずの生え方に遺伝は関係ある?
こんにちは、ららぽーと内にある歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
今回は、親知らずの生え方には、遺伝が関係するのかどうかについてお話していきます。こちらの記事では、
- 親知らずの生え方が人それぞれなのはなぜ?
- 親知らずの生え方には遺伝子が関係するの?
といった疑問にお答えしていきます。
親知らずは、すべての永久歯が生え揃った後、一番最後に歯列のもっとも奥に生えてくる(大臼歯の一番奥)歯のことです。正式名称は「第三大臼歯」や「智歯(ちし)」ですが、「親も知らないうちにも生えてくる」ことから親知らずという呼び方が浸透しています。親知らずは大体10代後半から20代に生えてくると言われていますが、本数や生え方は人によって異なります。すべて生えてくると、上2本、下2本の合計4本ある状態になります。
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遺伝的要因も関係していることがある!
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遺伝が親知らずの生え方にも影響する理由
骨格や歯の形、顎の形は親から子供にも遺伝すると言われており、親知らずもそのひとつに含まれます。親知らずが歯茎の中にすら生えてこない人もいますが、これは遺伝的な要因が大きいと考えられています。そもそも我々人間の歯は、歯胚という歯のもととなるものが顎骨の中にできており、この歯胚が成長することで永久歯が生まれます。歯胚の数は生まれながらに決まっているため、遺伝子が鍵を握っています。歯茎の中にも親知らずがない場合、その因子は親から受け継がれていると断定できます。確率的にみると、日本人のおよそ3割が先天的に親知らずがないと言われています。
親知らずの生え方のパターンと原因
親知らずが歯茎の中にすら見られない場合は遺伝的な要因が関係していますが、歯茎の中に埋まっているパターンは別です。そもそも親知らずの生え方にはどんなパターンがあるのでしょうか?
・真っ直ぐに問題なく生えてくる
・斜め、または横向きに生えてくる
・歯茎の中に親知らずが埋もれている
大きくわけて3パターンの生え方があると言われています。親知らずの生え方に問題がある原因として、生活習慣も大きく関係していると言われています。というのも、生活習慣の変化により顎が小さくなってしまい、親知らずが生えてくるのに十分なスペースが確保できないために正しく生えてこないと考えられているからです。柔らかいものばかり好んで食べたり、よく噛んで食べないと顎の発達が不十分になってしまいます。
親知らずを抜かなくてもいいケースもある?
親知らずは無理して抜歯する必要のないケースもあります。例えば歯茎の中に親知らずが完全に埋まってる場合や真っ直ぐに生えていて噛み合わせにも問題がない場合はすぐの抜歯は必要ないこともあります。しかし、親知らずはトラブルを起こしやすい歯なので経過観察は欠かせません。
最後に
抜いた方が良い親知らずを残しておくと、ほかの健康的な歯にも悪影響を及ぼす可能性があるので、歯科医院でしっかり診ていただき、プロの判断を仰ぐ必要があります。当院ではトラブルを起こす可能性のある親知らずに対して、負担のない抜歯治療を行っております。親知らずに関する不安や相談がある方はお気軽にご相談ください。
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