親知らずで顔が変わることがあるって本当?
こんにちは、ららぽーと内にある歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
みなさんは「親知らずを抜いたら小顔になった」「親知らずを抜くと顔が変わる」と聞いたことはありませんか?今回は、親知らずを抜歯することで顔に変化があるという噂は本当なのかについてお話していきます。こちらの記事では、
- 親知らずを抜くと小顔になるの?
- 親知らずの抜歯で見た目も変わるって本当?
といった疑問にお答えしていきます。
親知らずは、一般的に10代後半〜20代頃に生えてくると言われており、歯列の一番奥に位置する歯です。「智歯(ちし)」や「第三大臼歯」という呼び名が正式名称ですが、親が知らないうちに生えてくることから「親知らず」という呼び方が浸透するようになっています。すべての永久歯が生え揃った後に生えてくるので、斜めに生えたり横向きに生えたりとトラブルも多く、抜歯を余儀なくされるケースがほとんどです。親知らずの抜歯をすると見た目にも変化があると聞いたことがある人も多いですが、これは本当なのでしょうか?
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見た目に影響を与えることもある!しかし小顔効果はごくわずか
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親知らずの抜歯で見た目に影響が出る理由
親知らずを抜歯することで、小顔になる・顔が変わるというのは事実です。しかし、大きな変化があるわけではありません。また、見た目に対する影響は人によって度合いも異なります。ではなぜ親知らずを抜歯することで小顔になるのでしょうか?
①出っ張っている頬骨の骨が痩せるから
親知らずの生えている位置は頬骨あたりです。下顎の親知らずを抜歯すると、フェイスラインがシュッとすることがあるのは、出っ張っている頬骨付近の骨が痩せるためです。
②筋肉量が減るから
親知らずがほかの歯と噛み合っていている場合、周囲の永久歯と同様に食事の際は親知らずも使って咀嚼します。毎日の咀嚼によって歯茎の筋肉や親知らず付近の顎が鍛えられ、自然と顎も成長して大きくなります。しかし親知らずを抜歯することで、これまで当たり前に使っていた筋肉を使うことがなくなり、次第に筋肉量も減少していきます。筋肉量の減少に伴って小顔に見えるということもあります。これは親知らずを使用して咀嚼している人に多く見られるケースです。
③エラ周りの骨が痩せるから
親知らずを抜歯するとその周囲の支えとなっていたエラ周りの骨も痩せ始めます。エラは顎の両端が張り出して輪郭に影響を与えているので、親知らずを抜いてエラ周りの骨が痩せることでフェイスラインがスッキリして小顔になることがあります。
親知らずの抜歯は美容目的で行うものではない
この記事でお話したように、親知らずを抜歯することで小顔になることはありえることですが、親知らずはそもそも審美的な目的で行うものではないので審美歯科や美容整形のような劇的な変化は望めません。親知らずの抜歯は美容目的で行うものではないということは覚えておきましょう。見た目の改善を目的とするならば、歯列矯正などで歯並びを綺麗にしてフェイスラインを整えることがおすすめです。
最後に
生え方に問題のある親知らずを放置してしまうと、周囲の健康的な歯の健康にも害を及ぼしてしまうリスクがあります。当院の親知らず治療は難症例にも対応しております。お悩みがある方はぜひお気軽にご相談ください。
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