生え方に問題のある親知らずとは
こんにちは、ららぽーと内にある歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
今回は、親知らずの生え方について詳しく解説していきます。
こちらの記事では、
- 親知らずの生え方はどんなものがある?
- 生え方に問題のある親知らずとは?
といった患者様の疑問に答えていきます!
親知らずは、この記事では親知らずの生え方の種類や、問題のある親知らずの生え方とはどんなものなのかについて詳しく解説していきます。自分の親知らずに不安がある方や親知らずに対する不安が大きい方はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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親知らずの生え方は人それぞれ!
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親知らずとは
親知らずは、別名智歯(ちし)や第三大臼歯と呼ばれます。歯の一番奥に、一番最後に生える永久歯をさします。しかし誰にでも必ず生えてくるというわけではなく、存在していても傾斜して生えないケースや、先天的に生えないケースもあります。親知らずは歯列の一番奥に存在する歯であるため、磨きにくく虫歯のリスクも高くなります。さらに、最後に生えてくる歯なので、骨格が完成されてしまっており、スペースが狭いといった理由から親知らずの生え方自体に問題があることも少なくありません。抜歯しなければならないケースも多いですが、真っ直ぐに生えており、噛み合わせも問題ない場合は抜歯が必要ないこともあります。
生え方に問題のある親知らず
生え方に問題のある親知らずの基準は下記に当てはまります。
・横向きに生えた親知らず
・斜め向きに生えた親知らず
・ほんの少しだけ生えている親知らず
上記に該当する場合は、生え方に問題があり、隣の歯にも悪影響を及ぼしてしまうリスクがあります。
問題のある親知らずを放っておくとどうなる?
・耐え難い痛みが生じる
生え方に問題がある親知らずはブラッシングもしにくく、汚れが蓄積して菌が繁殖してしまう恐れがあります。するとズキズキとした痛みが生じてしまいます。
・歯肉が腫れる
磨きにくいという理由から菌が繁殖してしまったり、ブラッシングしにくく間違えた方法でケアしてしまうと、親知らずやその付近の歯肉が腫れてしまう恐れがあります。一度腫れてしまうと、自分で抑えることは難しく、歯科医院で抗生剤などをもらって炎症を抑える必要があります。
・隣の歯が虫歯になる
例えば親知らずが斜めに生えている場合、親知らずだけに影響がいくのではなく、それが原因で隣の歯が虫歯になってしまうことがあります。
親知らずを残すか残さないかは生え方や症状を見る
「歯はできるだけ残す」というのは歯科治療の基本ではありますが、親知らずの場合、ほかの歯よりも生え方に問題があったり、磨きにくいなどの理由からさまざまなリスクを高めてしまいます。抜歯が必要と判断された場合は、それに従うことがほかの歯の健康を守ることにつながります。親知らずに関する悩みがある方は、まずは歯科医院で自分の状態を診てもらいましょう。
最後に
親知らずの生え方は人それぞれ異なります。真っ直ぐに生えている場合はしっかり噛み合っていることも多く、抜歯が必要ないこともありますが、一番最後に歯列の奥に生えてくる歯なので、生え方に問題があることも多いです。歯科医院で歯科医師や歯科衛生士に相談しながら、自分の歯の健康を守る方法を模索してくださいね。