抜歯後の傷はどうなってる?回復の仕方
こんにちは、ららぽーと内にある歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
今回は、親知らずの抜歯後に傷はどうなっているのかについて解説していきます。
こちらの記事では、
- 抜歯後の傷はどうなっている?
- 抜歯後の傷はどんな風に回復していく?
などを紹介していきます!
親知らずは正常に生えてくることが少なく、斜めに生えてきたり、埋まっていて隣の歯を圧迫してしまったりと、トラブルが起こりやすい歯です。抜歯を避けられないことも多いですが、親知らずの抜歯治療後は抜歯したことで空いた穴ができます。そこから出血した血が溜まり、血餅という血のかたまりが形成されます。では抜歯当日以降、傷口はどのようになっていくのでしょうか?
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歯茎の穴が完全に埋まるのは、半年〜1年後!
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抜歯から3日〜4日後・1週間
抜歯後当日に血餅が形成されると、歯茎の再生がはじまります。抜歯から1週間ほど経過すると血餅が肉芽組織に変化していきます。
抜歯から3週間〜1ヶ月半
抜歯後3週間ほど経過すると、徐々に肉芽が結合組織に変化しはじめ、骨の再生がはじまります。1ヶ月半ほど経つと歯茎は完全に覆われます。
抜歯後半年〜1年
抜歯後半年〜1年ほど経過すると、歯茎の穴が完全に埋まり、綺麗な状態になります。
抜歯後の注意点
親知らずを抜歯したあとは傷口が気になり、何回もうがいしてしまったり舌や指で触れたくなってしまいますが、傷口はデリケートな状態なので刺激を与えるのはNGです。血餅が剥がれてしっかり形成されなくなってしまい、回復も遅くなり、最悪の場合触りすぎると細菌に感染してしまう可能性があります。親知らず抜歯後は、血行をよくしてしまう入浴や運動は避けて、傷口を刺激しないように生活しましょう。また、形成された血餅が気になって剥がしたくなってしまうかもしれませんが、これを剥がしてしまうと傷の治りが遅れてしまうので、剥がさず放っておいてください。
血餅の変化と注意点
血餅は、はじめは血の塊なので赤黒い色の塊になっていますが、5日ほど経過すると、半透明の白っぽい物質に変化していきます。1週間〜10日ほど経過すれば自然になくなるので、触らないように注意してください。抜歯後7日〜10日経過する前に血餅が剥がれてしまった場合、ドライソケットといわれる骨が剥き出しの状態になってしまうリスクがあります。この状態になってしまうと、長くて1ヶ月ほど激しい痛みが継続されてしまいます。血餅が剥がれ落ちても激しい痛みがない場合はドライソケットにはなっていないのでご安心ください。血餅が自然と剥がれるのを待つためには、血行を促す喫煙や飲酒は避けて、うがいはやさしく適度な回数で行い、歯磨きのときも処置した箇所は避けて磨きましょう。
親知らず抜歯の痛みに関する不安
親知らずは「痛い」「怖い」というイメージが大きいかもしれませんが、抜歯の最中は麻酔をして行うので痛みはほとんどありません。抜歯後麻酔の効果がきれてくるとズキズキと痛み出しますが、処方される鎮痛剤を飲んでいれば治ることがほとんどです。明らかにおかしい症状がある場合や、症状が長引く場合は速やかに歯科医院に相談しましょう。
最後に
当院の親知らず治療は、患者様のニーズに合わせたプランを提案しております。難症例にも対応しておりますので、悩みや不安が多い方もぜひ当院にご相談ください。親知らず治療に関する詳細は、ぜひ下記のリンクから公式サイトをご覧ください。
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