サージカルガイドを使用した場合と使用しない場合
こんにちは、ららぽーと内にある歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
今回は、インプラント治療で使用される「サージカルガイド」について、使用した場合と使用しない場合の効果の違いや特徴を詳しく解説していきます。
こちらの記事では、
- サージカルガイドってどんなもの?
- 使用した場合と使用しない場合でどんな違いがあるの?
といった疑問にお答えしていきます。
インプラント治療は、なんらかの原因によって自分の歯を失ってしまった場合に機能性や審美性の回復を目的として行われる治療です。インプラント治療は一般的な歯科治療よりも高度な技術や知識が必要になる治療です。より安全かつ正確に治療を行うために、インプラント治療では、「サージカルガイド」とよばれるものが使用されます。サージカルガイドを使用して治療を行う場合と、使用しない場合とではどんな違いがあるのでしょうか?
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サージカルガイドを使用することで治療の精度をあげる
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サージカルガイドとは?
インプラント治療の精度を高めるために使用されるインプラント治療専用のマウスピース型装置を「サージカルガイド」といいます。インプラント治療は歯を失った箇所の顎骨に人工歯根を埋め込んで固定するため、神経損傷トラブルや、上顎洞への影響が懸念されます。こういったトラブルは人工歯根であるインプラント体を埋め込む際、位置が適切ではないために生じてしまいます。インプラント治療を成功させるためには、正しい位置にインプラント体を埋入することが重要となりますが、そのサポート役として使用されるのがサージカルガイドです。サージカルガイドにはドリルを固定できる穴があるため、歯茎を大きく切る必要もなく、インプラント体を埋め込む際の深さや場所、角度などのズレもなくなります。
サージカルガイドを使用した場合と使用しない場合の違いは?
サージカルガイドを使用した場合と、使用しない場合とではどんな違いが出るのでしょうか?
まず、サージカルガイドを使用した場合は先述したように歯茎を大きく切開する必要がないので、術後の痛みや腫れも変わってきます。大きく切開することがなければ術後の負担も少なくなります。正しい位置にインプラント体を入れられるということは、機能性のメリットだけでなく、審美性のメリットもあります。そして、やはりサージカルガイドを使用した場合と使用しない場合とで大きく違いが出るのは、安全性です。
例えば上顎のインプラント体を埋め込む際、インプラント体が副鼻腔とよばれる空洞に突き出ないように注意する必要があり、仮に突き出てしまった場合、大きな病気を伴うリスクがあります。サージカルガイドを使用することで、上顎洞に突き出ないように安全性を高めてくれます。また、下顎に埋め込む際は、大切な血管と神経が収められている「下顎管」を傷つけないように注意する必要があり、上顎と同じようにサージカルガイドを使用すれば、こういった重要な神経を傷つけてしまうリスクもありません。使用せず、仮に神経を傷つけてしまった場合、大量出血や、唇周りの麻痺などの症状があらわれてしまうこともあります。
最後に
当院のインプラント治療では、治療に入る前にまず患者様の状態や要望、お悩みや不安なことなどをしっかりお聞きいたします。そのうえで患者様ひとりひとりに合った治療をご提案させていただきますので、納得していただいたうえで治療をご選択ください。みなさまのご来院を心よりお待ちしております。
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