インプラント治療における生体親和性とは

こんにちは、ららぽーと内にある歯医者さん「磐田さくら歯科」です。

今回は、インプラント治療における生体親和性についてお話ししていきます。インプラント治療における重要なお話ですので、インプラント治療を検討している方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。こちらの記事では、 

● 生体親和性ってなに? 

● インプラントは体に害はない? 

といった患者様の疑問にお答えしていきます。 

インプラント治療は、歯を失った部分の顎骨にインプラント体と呼ばれる人工歯根を埋め込み、骨と結合したことを確認したうえで人工歯の取り付けが行われます。 

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生体親和性=人工物が体と合うかどうか 

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インプラント治療は生体親和性が重要 

人工の関節や歯などの人工物が体(人体)と合うかどうかを表す言葉を生体親和性といいます。人工物に対しての体内の拒絶反応が全くない場合や少ない場合、その材質を「親和性が高い」と表します。例として、チタンやセラミックス、一部ポリマーなどは生体親和性が高いといわれており、一般的に歯科インプラントでは、顎骨に埋め込む人工歯根にあたる部分にチタンが用いられます。歯科インプラントは長い期間中体内で機能し続けるため、生体親和性が非常に重要になります。 

体内に埋め込む材質は厳しい基準がある 

医療行為において、体の中に埋め込まれる材質にはとても厳しい下記のような基準があります。

・アレルギー反応、発がん性がない 

・人体に対する毒性がない 

・生体親和性があり、代謝異常を起こさない 

・体内で劣化や摩耗、分解が起こらない 

・弾力性および強度を備えているかつ安定した材質 

生体親和性が低い材質を使用した場合、身体が炎症や拒絶反応を起こすリスクがあり、健康に悪影響を及ぼします。インプラント治療で使われるチタンは親和性が高いと定められているため、安心して治療を受けていただけます。 

チタンは生体親和性が高く骨と結合する 

インプラント体(人工歯根)として使用されているチタンは極めて生体親和性が高い材質であり、顎骨に埋め込んだ際にしっかり結合します。 

この事実を発見したのは、骨の中の組織と血流の治療に関する研究を熱心に行っていたスウェーデンのブローネマルク博士です。研究のひとつとしてチタン製のネジをうさぎの足の骨に埋め込んだところ、骨とネジが完全に結合してしまい、外そうとしても外れなかったことが発見のきっかけといわれています。その後長期にわたり安全性テストを繰り返し、人体にも永久的に結合し拒絶反応を起こすことがない安全性の高い材質であると定められ、現在のインプラント治療が出来上がっていきました。 

チタンと骨が結合するまでの期間 

チタンは生体親和性が高い材質ですが、インプラント体(人工歯根)と骨が完全に結合するまでには時間がかかります。インプラント体を埋め込んだ後、新しい骨がインプラント体の間に少しずつ出来始め、完全に結合するまでにはおよそ2~6ヶ月程度かかります。また結合期間には個人差があるため、人によってインプラント治療の総合的な治療期間も変わります。 

最後に 

当院のインプラント治療では、治療に入る前にまず患者様の状態や要望、お悩みや不安なことなどをしっかりお聞きいたします。そのうえで患者様ひとりひとりに合った治療をご提案させていただきますので、納得していただいたうえで治療をご選択ください。みなさまのご来院を心よりお待ちしております。 

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