インプラントと天然歯の違い

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。 

インプラント治療は、外傷や歯周病、虫歯などにより自分の歯を失ってしまった際に行われる治療ですが、「天然歯と同じような機能性と見た目」がメリットと言われています。天然歯に限りなく近い再現度を誇るインプラント治療ですが、では天然歯との違いは一体何なのでしょうか?

こちらの記事では、 インプラントと天然歯の違いを詳しく解説していきます。

  • インプラントと天然歯はどう違う?
  • インプラントの注意点は?

インプラント治療は歯を失った顎骨にインプラント体と呼ばれる人工歯根を手術によって埋め込み、人工歯を取り付ける治療方法です。人工歯と人工歯根の間には、アバットメントと呼ばれる連結部分が存在します。

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インプラントと天然歯の大きな違いは「歯根膜」_________________________________________________________________

歯根膜があるかないかの違い

インプラントと天然歯の大きな違いは、歯根膜があるかどうかです。他の動物にはなく人間の歯=天然歯にのみ、歯根膜と呼ばれる組織があり、骨と歯が靭帯でつながっている構造になっています。厚さ0.15〜0.38mm程度で一定の幅を持つ歯根膜は、通常クッションのような役割を果たしています。しかし、インプラント治療の場合は人工物なので歯根膜は存在しておらず、骨とインプラントがダイレクトにつながっています。噛み合わせによって加わる力を逃すような役割を担う歯根膜は、私たちが健康的に食事をする上で欠かせない働きをしてくれています。インプラント治療の場合は、このクッションのような役割を担う歯根膜がないため、噛み合わせが悪く、過度な力が治療した歯にかかってしまう場合、直接インプラントに負担を及ぼします。このように聞くと、「簡単にダメになってしまうのでは?」「違和感がありそう」と感じる人もいるかもしれませんが、普通に食事をしたり噛んだりする際に、この違いを感じる人はほとんどいないため、違和感はわずかだと言えるでしょう。しかし、噛み合わせに問題があるとインプラント脱落などのトラブルを招く可能性があるため注意が必要です。

天然歯に比べるとインプラントは血液供給に少々乏しい

構造による違いも関連し、天然歯と比較すると血液供給もインプラントは少ないとされています。天然歯の構造により、歯肉や骨、歯根膜などあらゆる方向からの血液供給ができますがインプラントには歯根膜が存在しないため、供給場所が少なくなってしまいます。

インプラントはメンテナンスが重要

天然歯の場合、歯周ポケットに細菌が侵入してしまっても、血液成分のひとつ「好中球」が存在しているため、排除しようとする働きをしてくれます。しかしインプラントは先述したように血液供給が少なくなってしまうため、好中球の働きも乏しくなり、感染防御力も天然歯よりも弱ってしまいます。インプラント周囲炎(歯周病)を防ぎ、長い期間使うためにもメンテナンスやケアはしっかり行いましょう。

最後に

何よりも大切なのは自分の歯を失わないように日々ケアや歯科健診を怠らないことです。もしも歯を失ってしまった場合は、寿命も長く使い心地も快適なインプラント治療を検討してみてください。当院でもインプラント治療を行なっています。お困りの際はぜひご相談ください。

当院のインプラント治療に関する詳細はこちら▼

https://iwata-sakura-dental.jp/implant


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