インプラントが抜けることはある?もしも対処方法を徹底解説
こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。
インプラント治療は、顎骨にインプラントを埋め込んで固定させ、人工歯を取り付ける治療方法ですが、稀にトラブルが起こることがあります。なかでもインプラント脱落は失敗の多くを占めるので、しっかり対処方法を知っておくことで万が一トラブルが起きても焦らずに済みます。こちらの記事では、 インプラント治療後に脱落が起こった場合の行動について詳しく解説します。
- トラブルが起こったときの対処方法は?
- インプラントが抜けたらどうすればいい?
治療後、噛み合わせの不具合やブラキシズム、インプラント周囲炎などによる過度な負荷が原因でインプラントが抜けるというトラブルが起こることがあります。万が一の事態に備えて対処方法を知っておきましょう。
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まずはどこが外れたのかを確認しよう _________________________________________________________________
応急処置の仕方
インプラントは人工歯根(インプラント体)、連結部分(アバットメント)、人工歯の3つの構造で成り立っています。脱落が起こってしまった場合は、まずはどのパーツが抜けてしまったのかをしっかり確認しましょう。以下ではそれぞれの応急処置の方法を解説します。
①人工歯根(インプラント体)が抜けた場合
根っこを支えているインプラント体が脱落してしまった場合、支えを失くしてしまうため全体に影響が出てしまい、もっとも深刻な状態になります。インプラント体が抜けてしまった場合は自身で元に戻そうとすることやむやみに触ることは絶対に避け、清潔な状態で保管しておきましょう。状態によっては再利用することができます。自分で無理に戻そうとすると細菌感染やさらなる不具合が起こるリスクがあります。また、患部を指先や舌でいじらないようにしてください。
②連結部分(アバットメント)が抜けた場合
インプラント体と人工歯をつなぐ連結部分が抜けてしまった場合、人工歯も一緒に抜けてしまうことになります。つまりインプラントがむき出しになっている状態なので、速やかに歯科医院で診てもらう必要があります。抜けてしまった人工歯と連結部分は保管して歯科医院に持参することで再利用できるケースもあります。折れたり欠けている場合は取り替えが必要になります。
③人工歯が抜けた場合
このケースは、①と②に比べて対処しやすいでしょう。インプラント体や連結部分は、問題なく正常な位置に残っているため、人工歯を付け直すだけで済むことが多いです。抜けた人工歯はしっかり保管してむき出しになっている患部には触れないように注意してください。①と同様、自分で無理に戻そうとするのは絶対にやめてください。歯科医院でしっかり診てもらって適切な治療を受けましょう。
保管方法
ゴミと勘違いして捨ててしまうリスクがあるため、ティッシュに包んで保管してすることは避け、透明なプラスチックケースなどに入れておくのがおすすめです。
最後に
インプラント治療を行う前にはさまざまな検査をして、しっかり安全と正確さを考慮して行いますが稀にトラブルが起こることもあります。万が一の事態に備えて本記事で紹介した内容も頭に入れておきましょう。
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