部分矯正ってお得?全体矯正との違いと後悔しないための選び方

こんにちは、ららぽーと内にある磐田市の歯医者さん「磐田さくら歯科」です。

部分矯正は、限られた範囲の歯並びだけを整える治療方法で、「費用も期間も抑えられる」と人気です。しかし一方で、「思ったより効果が出なかった」「後から全体矯正をすることになった」といった声もあります。

今回の記事では、部分矯正と全体矯正の違いやそれぞれのメリット・デメリットを比較しながら、後悔しないための選び方について解説します。

● 部分矯正ってそもそもなに?

● 全体矯正との違いが知りたい

今回の記事では、上記のような疑問にお答えしつつ、部分矯正と全体矯正の特徴をご紹介します。

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噛み合わせ全体のバランスを整えられるのは全体矯正だけ!

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そもそも「部分矯正」とは?

部分矯正とは、前歯や数本の歯など、限られた範囲だけを対象に行う矯正治療です。たとえば「前歯のすき間」「1本だけ飛び出ている歯」「歯並びは悪くないけど見た目を少し整えたい」などの、軽度の歯列不正に適用されます。

主に使用される装置は「ワイヤー矯正(前歯だけに装着)」や「マウスピース型矯正(部分用)」、

「部分的な矯正用ブラケット」です。治療期間は数ヶ月〜1年程度と比較的短く、費用も全体矯正の約3分の1〜半額程度に抑えられるのが特徴です。

全体矯正との違い

全体矯正は、上下の歯列全体を動かし、噛み合わせ全体のバランスを整える治療です。歯並びだけでなく、口元の印象や咀嚼機能まで総合的に改善できます。部分矯正は基本的に見える部分の「見た目改善」に特化しているため、噛み合わせや根本的な骨格のズレまでは対応できません。

項目部分矯正全体矯正
対象範囲一部の歯(主に前歯)上下の歯列すべて
治療期間数ヶ月~1年程度1年半~3年程度
費用比較的安いやや高額
効果の範囲見た目中心噛み合わせ・顔貌全体
適応範囲限定的幅広い症例に対応

部分矯正のメリット

・費用が抑えられる

・治療期間が短い

・装置が目立ちにくい(マウスピース対応あり)

・気になる箇所だけをピンポイントで改善できる

部分矯正の注意点

・噛み合わせのズレや骨格的な問題は解消できない

・動かせる範囲が限られるため、治療の自由度が低い

・効果が限定的で、再矯正になる可能性もある

・審美的な改善のみで終わってしまう場合がある

「早く・安く・目立たずに治したい」と思って部分矯正を選んでも、実は全体的なズレがある場合、かえって噛み合わせが悪くなってしまうこともあるのです。

後悔しないための選び方

矯正治療で最も重要なのは、自分の歯並びや噛み合わせの状態を正しく知ることです。見た目は軽度に見えても、実際には上下の歯のバランスが崩れていたり、顎の骨格に影響しているケースもあります。

【部分矯正に向いている方】

・前歯だけの軽度なズレ

・過去に矯正治療をしたが、少し戻ってしまった場所の再矯正

・噛み合わせに大きな問題がない方

【全体矯正に向いている方】

・噛み合わせのズレがある(出っ歯・受け口・開咬など)

・歯列全体に対しガタつきやねじれがある

・発音や咀嚼に違和感がある

・横顔の印象を改善したい

どちらの場合でも正確な診断が不可欠です。

まとめ

部分矯正は、条件が合えば良い選択肢ですが、期間の短さや見た目だけを優先して選んでしまうと、後悔につながることもあります。

当院では、患者さん一人ひとりの状態やご希望を丁寧に伺ったうえで、最適な治療方法をご提案しています。無理に高額な治療をすすめることはありませんので、まずはお気軽にご相談ください。

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